Google Cloudで「見るだけの鍵」を1つ作ってAIに渡すと、サーチコンソールとGA4の数字を、AIが自分で読みに行けます。 CSVのダウンロードは要りません。あなたがやるのは、鍵を1つ作ることと、2つの画面に「この鍵の人は見てよい」と登録すること。 ブラウザで「許可」を押す画面は出ません。Claude Codeでも、ChatGPTアプリのCodexでも同じ頼み方で動きます。
この手順を作った人が、実際に運用している数字です。
人・AI・Googleの分担はこれだけです。
ポイントは、鍵が「見るだけ」なことです。この鍵では、サイトの設定もGA4の設定も変えられません。AIに渡しても、壊れるものがありません。
手順1と2はブラウザ、手順3はAIとの会話です。全部で30分。終わったら、あとは毎回「見せて」と言うだけです。WordPress編で作った blog のフォルダ(プロジェクト)の中でやると、道具が1か所にそろいます。
blog-analyze)→ 作成 → そのプロジェクトを選んだ状態にするblog-reader → ロール(役割)は飛ばして「完了」ダウンロードフォルダに プロジェクト名-…json が1つ落ちていて、サービスアカウントのメールがコピーしてあれば完了です。JSONの中身は開かなくて構いません。
同じ鍵は二度とダウンロードできません。失くしても壊れてはいないので、慌てなくて大丈夫です。
「キー」タブで新しい鍵をもう1つ作り、古い鍵は同じ画面で「削除」します。AIには「新しい鍵を落とした」と言えば入れ替えてくれます。
このファイルは、あなたのサーチコンソールとGA4を「読める」鍵そのものです。読むだけとはいえ、他人に渡るものではありません。
ダウンロードフォルダに置いたまま、AIに「落とした」とだけ伝えます。移動はAIがやります。
サービスアカウントを作る途中で「このサービスアカウントにプロジェクトへのアクセスを許可する」という画面が出ます。ここは何も選ばなくて大丈夫です。
ロールは空のまま「続行」→「完了」。見る権限は、手順2でサーチコンソールとGA4の側から与えます。
サーチコンソールの「ユーザーと権限」と、GA4の「プロパティのアクセス管理」の両方に、…@….iam.gserviceaccount.com の行があり、プロパティIDの数字が控えてあれば完了です。
GA4には似た番号が2つあります。「G-」で始まる測定IDは、サイトに埋め込む計測用の番号。AIが読むときに使うのは、数字だけの9桁のプロパティIDです。
「管理 → プロパティの詳細」の右上にある、数字だけのほうを控えてください。
鍵は1つで足ります。サービスアカウントは特定のGoogleアカウントに縛られない独立した「鍵」なので、別アカウントのサイトにも同じメールを招待できます。この手順を作った環境では、2つのGoogleアカウントにまたがる7サイトを、1つの鍵で読んでいます。
サイトごとに手順2を繰り返すだけです。手順1(鍵づくり)はやり直しません。
記事用のフォルダ(WordPress編なら blog)のチャット欄に、下の文章を貼ります。下から2行だけ、自分のサイトURLとプロパティIDに書き換えてください。
サーチコンソールとGA4を、あなたが自分で読めるようにしたいです。 Google Cloudで作ったサービスアカウントの鍵(JSONファイル)を、ダウンロードフォルダに落としました。サーチコンソールとGA4には、そのサービスアカウントのメールアドレスを、見るだけの権限で追加してあります。 やってほしいこと: 1. 鍵のJSONを、このフォルダの中に移してください。中身をチャットに表示しない。gitにも入れない。 2. サーチコンソール(Search Console API)とGA4(Google Analytics Data API)を読む道具を作ってください。読み取りだけで、書き込みは一切しない。 3. 接続テストとして、サーチコンソールの直近28日のクリック合計と、GA4の直近28日のユーザー数を、1行ずつ教えてください。 4. うまくいかないときは、エラーの文をそのまま見せて、私にできることを1つだけ言ってください。 5. 許可を求める画面が出るのは普通なので、必要なら止まって「許可を押してください」と私に言ってください。 サイトURL: https://あなたのサイト GA4のプロパティID: 000000000
2行の数字が返れば、準備は全部です。Google Cloudの画面は、もう開きません。次からは下の「毎回」の頼み方を貼るだけです。
この手順を作った環境で実際に出ました。鍵は合っていて、Google Cloud側で「Search Console API」を有効にし忘れていただけです。
「APIとサービス → ライブラリ」で Search Console API と Google Analytics Data API の2つが「有効」になっているか見てください。有効にして数分待ってから、AIに「もう一度」と言います。
鍵は届いていて、「その鍵の人にはまだ見せてよいと登録していない」状態です。サーチコンソールかGA4のどちらかで、手順2のメール追加が漏れています。
両方の画面に、サービスアカウントのメールが並んでいるか確認してください。サーチコンソールのプロパティの種類(ドメイン/URLプレフィックス)はどちらでも構いません。AIが自動で見分けます。
ダウンロードフォルダに、名前の似たJSONが複数あるか、別の場所に落ちているかです。
ダウンロードフォルダを開いて、いちばん新しい「プロジェクト名-…json」の名前をAIに伝えてください。ファイルをチャットに添付する必要はありません。
全体を見るときと、記事1本を深く見るときの2つです。どちらも読むだけで、記事は変えません。
サーチコンソールとGA4を読んで、直近28日について教えてください。 1. クリックが増えた記事トップ5(その前の28日と比べて) 2. 表示は多いのにクリック率が低い記事トップ5(タイトルを直す候補) 3. 掲載順位が4〜10位で、あと少しで上がりそうな記事トップ5(書き足す候補) 4. GA4の流入元の割合(検索・SNS・直接・その他) サーチコンソールのURLに「#」より後ろが付いているものは、切って同じ記事としてまとめてください。 表にしたあと、次に手を入れる記事を1つだけ選んで、理由を2行で。記事の書き換えや公開はしないでください。
この記事について、直近28日のサーチコンソールを読んでください。 記事URL: https://あなたのサイト/記事のURL 1. この記事が検索された言葉トップ10(表示回数・クリック・掲載順位つき) 2. 検索された言葉のうち、本文にまだ答えが書いていないもの 3. タイトルの直し案を2つ(検索された言葉を入れて) 記事の書き換えはしないでください。案を出すだけです。
表と「次に手を入れる記事」が返ってきます。直すのはWordPress編の道具で。「この記事のタイトルを案1に直して下書きにして」と言えば、そちらが動きます。
| 見たいもの | 場所 |
|---|---|
| 鍵のファイル | 記事用フォルダの中のJSON。普段は開かなくて構いません。AIがgitに入らないようにしています |
| 鍵の人が招待されているか | サーチコンソール → 設定 → ユーザーと権限 / GA4 → 管理 → プロパティのアクセス管理 |
| 鍵を捨てたいとき | Google Cloud → サービスアカウント → キー → 「削除」。その瞬間から道具は動かなくなります。招待も両方の画面から外しておくと、より確実です |
| AIが読んだ数字の元 | サーチコンソールの「検索結果」画面、GA4の「レポート」画面。同じ期間にすれば、同じ数字が見えます |
| やり方 | 向いている人 | この手順との違い |
|---|---|---|
| この手順(見るだけの鍵=サービスアカウント) | 記事を続けて出す人。サイトが複数の人 | 無料。許可画面が出ない。鍵1つで全サイト。読むだけなので壊せない |
| 自分のGoogleアカウントで許可する(OAuth・スプレッドシート編の方式) | シートやドライブも同じ窓口で触りたい人 | ブラウザで「許可」を押す画面が出る。「このアプリは確認されていません」の警告を1回くぐる |
| 画面からCSVをダウンロードしてAIに渡す | 月1回だけ見る人 | 設定は要らないが、毎回ダウンロード。サーチコンソールの書き出しは上位1,000行まで |
| Looker Studioでグラフにする | 人が眺めたい人 | 見るには良いが、AIが読んで次の一手を出す形にはならない |
この手順自体は無料です。Google Cloudのプロジェクトは無料の範囲で使え、カードの登録も要りません。必要なのは、AIエージェント(Claude CodeかChatGPTのCodex)が使える契約と、すでにあるサーチコンソール・GA4だけです。
覚える必要はありません。「何が動いているか知りたい」ときだけどうぞ。
| やりたいこと | 窓口(API)への命令 |
|---|---|
| 読めるサイトの一覧 | Search Console API sites.list(招待済みのプロパティが返る) |
| 検索の数字を取る | Search Console API searchanalytics.query(期間・ページ・検索語・端末で絞れる) |
| GA4の数字を取る | Google Analytics Data API runReport(properties/プロパティID を指定) |
| 鍵の形 | サービスアカウントのJSON。読み取り専用のスコープ webmasters.readonly / analytics.readonly |