ChatGPTのMacアプリに入っている「Codex」とWordPressを繋ぐと、記事の貼り付け作業がなくなります。 原稿を渡すと、タイトルと本文が入った状態で「下書き」に並びます。 あなたが送るプロンプトは2つだけ。1つ目を貼ると、AIが案内役になって合鍵の発行から接続テストまで一緒に進めてくれます。 ファイルの場所さがしや、むずかしい設定はAIにやらせます。
この手順を作った人が、実際に運用している数字です。
人・AI・WordPressの分担はこれだけです。
ポイントは、AIは管理画面を操作しないことです。管理画面と同じことを文字の命令でやれる窓口がWordPressには最初からあって、AIはそこに合鍵を見せて記事を置きに行きます。
送るプロンプト(AIへの頼み方)は2つです。1つ目を貼ると、あとはAIが案内役になって「次はこれをしてください」と1つずつ言ってくれます。あなたは、言われたことをやって「できた」と返すだけ。「許可しますか」の画面が途中で何回か出ますが、それは普通のことなので「許可」を押して進めてください。
手順1:ChatGPTのMacアプリで「blog」を作る(プロンプトは無し。クリックだけ)
手順2:プロンプト①「最初の1回」を貼る → AIの案内どおりに、WordPressで合鍵を作る → AIが開いたテキストエディットに3行貼る → 「貼った」と送る → テスト投稿が下書きに入る
手順3:次からは毎回、原稿と一緒にプロンプト②「毎回」を貼るだけ
止まったときだけ、手順2の壁の中にあるプロンプト③「止まったとき」を貼ります。
blog → 作成チャット欄の上に blog と出ていれば完了です。このフォルダは、この先ずっと動かしません。場所を知る必要もありません。
画面がよく似ているので、どちらを開いているのか分かりにくいです。ブラウザ(SafariやChrome)の上のほうにアドレス(chatgpt.com)が出ていれば、それはブラウザです。
Macの画面いちばん下のDockから、白い吹き出しの「ChatGPT」を開いてください。無ければ App Store で「ChatGPT」を入れます。
AIが作った作業場所(blog)を、分かりやすいようにとデスクトップへ動かしたところ、AIが場所を見失い、「使い方ガイド」も設定ファイルも開けなくなりました。元の場所が分からず、戻せませんでした。
フォルダは動かさない、が一番の対策です。もし動かしてしまって戻せないときは、「新しいタスク」→「プロジェクトを選択」→「新規プロジェクト」で、もう一度 blog2 のような名前で作り直し、手順3からやり直してください。中身を見たいときは、AIの返事の右上にある「開く ▾」→「フォルダで開く」を使えば、動かさずに見られます。
アプリの左下にある自分の名前(アカウント)を押すと、「残り使用量」が見られます。Codexに作業させるほど減り、0%になると、その週はもう使えません。1週間ごとに戻ります。この手順の初回だけで減るのは、ほんの数%でした(2026年7月の実測)。
手順1で作った blog のチャット欄に、下の文章をそのまま貼って送ります。書き換える所はありません。長いですが、これ1つで接続テストまで進みます。
これから、WordPressに下書きを入れる道具を、あなたと一緒に作ります。 私はパソコンが得意ではありません。あなたが案内役になって、1つずつ順番に進めてください。1度に1つだけ指示して、私が「できた」と言うまで次に進まないでください。ファイルの操作は全部あなたがやってください。 進め方: 1. まず、このプロジェクトのフォルダの中に、設定ファイル「WordPress接続情報.txt」を作ってください。中身は次の3行だけ。名前の前に「.」を付けた隠しファイルにはしません。 サイトURL: ユーザー名: アプリケーションパスワード: 2. 次に、私がWordPressで合鍵(アプリケーションパスワード)を作れるように、次の手順を1つずつ案内してください。 ・WordPressの管理画面にログイン → 左メニュー「ユーザー」→「プロフィール」 ・ページのいちばん上の「ユーザー名」欄(「ユーザー名は変更できません」と書いてある欄)の文字を控える ・ページのいちばん下の「アプリケーションパスワード」で、名前を chatgpt にして「新しいアプリケーションパスワードを追加」 ・緑の枠に出た24文字をコピーする(この画面は1回しか出ません) 3. 私が「できた」と言ったら、設定ファイルを「テキストエディット」で開いてください。私がそこに、サイトのURL・ユーザー名・24文字を貼ります。チャットには貼りません。あなたも設定ファイルの中身をチャットに表示しないでください。 4. 私が「貼った」と言ったら、設定ファイルを読んで、WordPressに接続できるか確かめてください。 ・「現在ログインしていません(rest_not_logged_in)」が返ったら、合鍵がサーバーで落とされています。REST APIではなく XML-RPC(サイトURL/xmlrpc.php の wp.newPost)で下書きを作る形に、自分で切り替えてください。ユーザー名と合鍵はそのまま使えます。 ・「invalid_username」「incorrect_password」なら、設定ファイルの3行のどこが違いそうかを、私に分かる言葉で教えてください。 5. 接続できたら、「テスト投稿(下書き)」という題名の記事を下書きで1本入れて、管理画面で見る場所(URL)を教えてください。 6. 最後に、次から原稿を入れるときの頼み方を、3行で教えてください。 約束: ・できるのは「原稿を下書きとして入れる」「下書きを直す」まで。公開(publish)は絶対にしない。 ・このフォルダの場所を変えたり、フォルダの外にファイルを作ったりしない。 ・許可を求める画面が出るのは普通なので、必要なら止まって「許可を押してください」と私に言ってください。 ・専門用語を使うときは、そのたびに一言で説明してください。
chatgpt と入れて「新しいアプリケーションパスワードを追加」→ 緑の枠の24文字をコピー。AIに「できた」と送るAIが「下書きに入りました」と管理画面のURLを返し、WordPressの「投稿 → 下書き」に テスト投稿(下書き) が1本あれば完了です。これで準備は全部です。テスト投稿はあとで消して構いません。最後にAIが教えてくれる「次からの頼み方」は、下のプロンプト②と同じ意味です。
プロフィール画面には「ユーザー名」「ニックネーム」「ブログ上の表示名」の3つの名前が並んでいて、見た目が同じことも多いので、どれが本物か迷います。前回は「ニックネーム」を写していました。
いちばん上の「ユーザー名」欄(「変更できません」と書いてある欄)だけが正解です。迷ったら、その欄をもう一度見て写し直してください。
画面を閉じると、同じパスワードは二度と表示されません。一覧に残るのは名前だけです。
見失ったら、慌てずに同じ手順でもう1本作ってください。古いほうは一覧の「取り消し」で捨てれば済みます。何本作っても構いません。
合鍵そのものが写っています。チャットに貼ると、その会話を見られる人全員が使えてしまいます。
合鍵は次の手順でAIが開いてくれる設定ファイルに貼ります。チャットには「発行した」とだけ伝えれば十分です。
前回は、AIが「.env」という名前の隠しファイルを作りました。Macはこの種類のファイルをダブルクリックでは開けず、「どのアプリで開くか」を聞いてきます。テキストエディットを探して指定する所で、20分ほど止まりました。
プロンプト①で「.txt で作って、テキストエディットで開いて」とAIに頼んでいるので、この壁は出ないはずです。もしAIが「ファイルの場所」だけ伝えて開いてくれなかったら、チャットに「その設定ファイルをテキストエディットで開いて」と、もう一度言ってください。
前回はここで止まりました。合鍵を新しく作り直しても同じでした。あとから、そのサイトを外から確かめて分かったのは、合鍵の中身が違うのではなく、合鍵がサーバーでWordPressに渡る前に落とされていたことです。この型は、何度合鍵を作り直しても直りません。
原因は1つではないので、エラーの中の code(英語の短い言葉)で切り分けます。プロンプト①に「切り替えて」と入れてあるので、多くの場合はAIが自分で次の入口に移ります。止まったままなら、下の文章をそのまま貼ってください。
接続がうまくいきません。次の順で調べて、結果を私に分かる言葉で報告してください。 1. 設定ファイルのサイトURLに実際にアクセスして、http→https や www の転送が起きていないか確かめる。起きていたら、転送先のURLに設定ファイルを直す。 2. サイトURL/wp-json/ が開くか確かめる。 3. わざと存在しないユーザー名と偽の合鍵で /wp-json/wp/v2/users/me を呼び、返ってくる code を見る。 ・invalid_username や incorrect_password なら、合鍵は届いている。設定ファイルの3行(ユーザー名・24文字)を私と一緒に見直す。 ・rest_not_logged_in なら、合鍵がサーバーで落とされている。REST API ではなく XML-RPC(サイトURL/xmlrpc.php の wp.newPost)で下書きを作る形に道具を切り替える。ユーザー名と合鍵はそのまま使う。 4. XML-RPC も使えないときは、原因の候補(セキュリティ系プラグイン・サーバーの設定)を挙げて止まる。私は講師に見せる。 公開(publish)は引き続き絶対にしない。
AIに「code を教えて」→ 上の1・2・3の順。2で通る見込みですが、3になったら講師の出番です。ここまで来れば、あとの手順は全部楽です。
サーバー会社が入れている不正アクセス防止の壁(WAF)が、機械からの書き込みを怪しんで止める場合があります。この手順を作った環境でも、画像のアップロードで起きました。
まずはAIに任せてください。送り方を変えると通る場合が多く、実際にそれで解決しています。それでも通らないときだけ、サーバー会社の管理画面でWAFを一時的にオフにします(会社によって場所が違うので、講師と一緒に)。試したあとは必ずオンに戻してください。
blog のチャット欄に原稿(ふつうの文章で構いません)を貼って、その下にこう付けます。原稿をブラウザのChatGPTで書いて、できた文章をここに貼る形でも大丈夫です。
上の原稿を下書きで入れて。 タイトルは「◯◯」、カテゴリは「◯◯」。 入れたら管理画面のURLを教えて。公開はしないで。
公開したあとにAIへ「◯◯を公開したよ」と一言伝えておくと、次の記事のときに使ってくれます。
Codexは「タスク」ごとに会話が分かれます。前の会話が見えなくても、道具と設定ファイルは blog のフォルダの中に残っています。
「新しいタスク」→ プロジェクトで blog を選ぶ → いつもの頼み方を貼るだけで、同じ道具が使えます。設定は毎回やり直さなくて大丈夫です。
「読まれたか」をAIに見せる手順は、別のマニュアル AIエージェントでサーチコンソールとGA4を読む にあります。Google Cloudで「見るだけの鍵」を1つ作って渡す形で、この blog フォルダの中で同じように使えます。まずは記事を1本入れてから、で十分です。
| 見たいもの | 場所 |
|---|---|
| AIが入れた下書き | 管理画面 → 投稿 → すべての投稿 → 上の「下書き」タブ |
| 合鍵が使われているか | ユーザー → プロフィール → アプリケーションパスワードの一覧。「最終使用」の日時が更新されていれば、道具が動いた証拠です |
| 合鍵を捨てたいとき | 同じ一覧の「取り消し」。その瞬間から道具は動かなくなります(記事は残ります) |
| 設定ファイル | blog フォルダの中の WordPress接続情報.txt。普段は開かなくて構いません。見たいときは、AIの返事の右上「開く ▾」→「フォルダで開く」。フォルダは動かさない |
| 今週あとどれだけ使えるか | ChatGPTアプリの左下の自分の名前 → 「残り使用量」 |
| やり方 | 向いている人 | この手順との違い |
|---|---|---|
| この手順(ChatGPTアプリのCodex+合鍵) | ChatGPTの有料プランだけ持っている人。むずかしい画面を触りたくない人 | 追加費用なし。道具は自分のもの。フォルダ探しやファイルの中身の書き方はAI任せ |
| Claude Code+合鍵(別のマニュアル) | Claudeの契約がある人。複数サイトを回す人 | 仕組みは同じ。黒い画面(ターミナル)を使うので、パソコンに慣れている人向け |
| WordPressにAIプラグインを入れる | 管理画面の中で完結させたい人 | 記事ごとに画面操作が要る。プラグインの月額がかかるものが多い |
| コピー&ペースト | 月1本の人 | お金はかからないが、見出し・装飾・画像を毎回手で入れる |
この手順自体に追加の費用はありません。必要なのは、Codexが使えるChatGPTの有料プランと、すでにあるWordPressだけ。追加のプラグインも、サービスの登録もありません。使える量は週ごとの上限で決まります(手順1のMEMO)。
覚える必要はありません。「何が動いているか知りたい」ときだけどうぞ。
| やりたいこと | 裏口(REST API)への命令 |
|---|---|
| 繋がっているか確認 | GET /wp-json/wp/v2/users/me(合鍵で自分の情報が返れば成功。「現在ログインしていません」なら合鍵が届いていない) |
| 下書きを作る | POST /wp-json/wp/v2/posts に {"title","content","status":"draft"} |
| 下書きを更新する | POST /wp-json/wp/v2/posts/記事ID |
| 下書き一覧を見る | GET /wp-json/wp/v2/posts?status=draft |
| 画像を上げる | POST /wp-json/wp/v2/media(ファイルを添付) |
| 合鍵が届かないサーバーで下書きを作る | POST /xmlrpc.php に wp.newPost(ユーザー名・合鍵は本文の中。post_status=draft) |